Posts tagged ‘外資系IT広報’

航空会社スカイマークの乗客向け対応方針を明記した「サービスコンセプト」という機内文書が物議をかもしている。「荷物の収納は手伝わない」「丁寧な言葉遣いは義務付けていない」「苦情は受け付けない」などナイナイづくしの内容だそうです。

わたしはこの件の報道に触れ、ポイントカードはお持ちですか問題もついにここまできたかと思った。つまり、抗議を受けないようにすることが最優先事項になってしまった日本の社会において、起こるべくして起こった出来事だということである。

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中公新書のロングセラー「理科系の作文技術」(木下是雄著、1981年刊行/2001年改版)。いい文章ではなく明快な文章を書く、そして、他人に読んでもらえるだけでなく誤解なく正確に伝える文章を書く。広報・PRの仕事をする人にとって、最低限に身につけなければならない技術が学べる本です。

本の序章に、ウィンストン・チャーチルが首相就任時に政府のえらいさんたちに送ったメモが紹介されています 続きを読む »

 

中公新書のロングセラー「理科系の作文技術」(木下是雄著、1981年刊行/2001年改版)は、広報・PRに関わる人にぜひ読んでもらいたい本であります。物理学者である著者が、簡潔・明快な文章を書く心得と技術を、簡潔・明快に書いています。

わたしはこの本を読んで、ガンガンひざを打ってアザができそうになりました。技術者や研究者に向けての仕事文書(論文、報告書、仕様書、説明書など)の書き方指南なのですが、わたしたちがプレスリリースなどの広報資料を作成するときのポイントと共通点がたくさんあります。

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どこでもオフィス生活をはじめて半年が過ぎようとしている。自宅、レンタルオフィス、お客さま先、ときどきサンマルクカフェを仕事場とする毎日は、これまで引っ越し20回、一定の場所に居つくことのない生活を送ってきた自分に合っているようです。

特に日比谷図書文化館という快適な仕事場をみつけてからは、毎日の行動のリズムがとてもよくなった。なんといっても日比谷図書文化館は東京のまんなかにある。緑豊かな日比谷公園の中にある。 続きを読む »

 

ゴールデンウィークになると思い出すことがあります。

今はなきサン・マイクロシステムズ日本法人で働いていた10年前の2002年5月2日に、米国本社のナンバー2であったエド・ザンダーCOOが退任した。海の向こうの役員人事とはいえ、当時のサンはそれなりに注目されている企業だったし、COOも来日したときは必ず記者会見したりインタビューを受けたりして日本のメディアとも交流していたので、ゴールデンウィークの谷間にもかかわらず多くの問い合わせがあった。業績が下がりはじめた矢先の実力者COOの退任という事実は、日本のメディアにも少なからずマイナスの印象を与えた。

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前回から、企業や団体の広報活動における外部のパートナー会社とのパートナリングについて考えています。

よきパートナーを得て、より強い広報チームを作る。それには、作業分担ありきではなく、いかにゴールを共有して、社員・職員か外部の人間かにとらわれず、それぞれが自分のやるべきことをやれる協働メンバーを集めるかにかかっています。

では、どうやって本当の意味で協働できるパートナーを選定したらよいのか。

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月刊広報会議5月号に「協力者を増やす 広報チームのつくり方」という特集が掲載されている。ここでいう協力者とは主にPR関連会社のことで、記事ではパートナリングがうまくいった企業の例などが取り上げられている。

この特集の中で興味深いデータが紹介されている。広報業務における業務委託に関して、編集部が210社から調査したアンケート結果だ。その中で、外部のパートナーと組む理由・目的については、「業務効率化」「効果最大化」「人手・時間不足を補う」が上位であった。

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