昭和30年前後の邦画ばかり観ている。これまでも、当時の東京の風景や風俗のリアリティを感じたいと思って、小津安二郎監督の映画を熱心に観たことがあったのだけれど、川島雄三監督の「洲崎パラダイス、赤信号(1956年)」という、今の東陽町あたりにあった遊郭の入口で展開される、ずるずるべったりの堕ちてゆく男女の話を描いた名作を年初に観て火がついてしまった。
昭和30年前後の邦画ばかり観ている。これまでも、当時の東京の風景や風俗のリアリティを感じたいと思って、小津安二郎監督の映画を熱心に観たことがあったのだけれど、川島雄三監督の「洲崎パラダイス、赤信号(1956年)」という、今の東陽町あたりにあった遊郭の入口で展開される、ずるずるべったりの堕ちてゆく男女の話を描いた名作を年初に観て火がついてしまった。