Archive for 9月, 2010

「新製品を出すのでプレスリリースを出すことに決めました

ときどき、そういう状況に出くわすことがあります。「何故プレスリリースなんでしょうか?」と聞いても「新製品だから」の一点張りで、とにかく、新製品が出ると、プレスリリースだと思い込んでしまっているケースがあるように思います。

目的は、この新製品のよさを、メディアの方々の力を通じて、興味を持ってくださる方に伝えたい。ということなのだと思います。その手段の1つがプレスリリースなのだと思います。

もちろん、手段はプレスリリースだけではないのですよね。

続きを読む »

 

「ホムンクルスの人形」ってご存知ですか?

カナダの脳神経外科医であるワイルダー・ペンフィールドという人が、人間のからだの各部位をつかさどる脳の神経細胞の量を各部位の面積比であらわした図(ホムンクルス)を三次元化したものです。

The Natural History Museum, Londonのサイトに“Sensory homunculus”として紹介されています。

続きを読む »

 

昨年11月に話題になったのですが、Web担当者フォーラムの安田編集長が書いた
「記者を強烈に萎えさせるダメリリースの破壊力」というブログがあります。すでに皆さん読まれていますでしょうか?

すでにPR会社がコンサルテーションしているところではこのようなケースはあまりないと思うのですが、少人数で片手間でとりあえず新製品が出たらプレスリリースだと脊髄反射する企業に、このようなケースが多いのかもしれません。

続きを読む »

 

今日は新聞記事のご紹介です。

ちょっと前のことだが、9月5日付朝日新聞朝刊社会面のコラム「青鉛筆」におもしろい話が載っていた。

福島県のパン屋さんが20年前から販売している「毒りんごサブレー」という商品があるらしい。

記事の写真を見ると、商品の袋に「毒りんごサブレーの上手な食べ方」として、 「頭の悪い人は頭にあててから食べると、頭が良くなります」 とか、 「口の悪い人は口にあててから食べると、言葉がやさしくなります」 とかジョークが書いてある。

続きを読む »

 

以前、新人マーケを狙う商売というタイトルでも触れたのですが、「取材です」といいつつも掲載料を聴取する商売があります。いわゆる「取材商法」です。

昔はどこにも売っていない月刊誌に社長と芸能人(最近テレビでは見かけない人など、一昔前の芸能人で、全国区の知名度のある人や元スポーツ選手)との対談を載せるから、一部お金を負担してくださいというものでした。

最近は、紙ではなくそれがWeb媒体になっています。聞いたことのないサイトに取材記事が掲載されます。また、芸能人による取材ではなく、社長のビデオを撮って、ネットで配信しますよというパターンもあり、いろいろとバリエーションに富んでいます。

続きを読む »

 

プレスリリースを書くのはおもしろい。

まず新しく市場投入する製品やサービス、新規事業などのニュース素材の説明を聞く。それを「スキャン」し、設定したフィールド(つまり市場は世界なのか、日本なのか、XX業界なのか、ユーザーなのか、パートナーなのか)でのバリューを見つけだし、そのバリューを際立たせる情報以外は思い切って捨て去る。そしてバリューがが際立ったシンプルでわかりやすいプレスリリースができる。

実際にはいろんな条件があって、なかなかできないのですけれど。。。常にこんな意識で取り組んでいるということです。

駆け出しの頃は、たとえば新製品発表で製品担当者のいいたいことすべてを盛り込もうと思い、てんこ盛りリリースを書いてしまい、記者の方から「で何がポイントの??」と電話をもらったり、「よくわかんないんだけど」という前置きがある問い合わせを受けたりした。その積み重ねでだんだんプレスリリース書きのコツがわかってきた。

ところで、最近はプレスリリースを書くプロセスで一晩「寝させる」ということをしている。

続きを読む »

 

内田樹氏の文章をよく読む。

内田氏がよく言っている「スキャンする力」。

自分を含む風景を上空から俯瞰する想像的視座に立つ能力と言っている。言い換えれば幽体離脱的感覚。

まさに広報に関わる人の基本として必要な力ではないでしょうか。

続きを読む »