会社が成長してビジネスが活発になってくると、広報素材も幅広くなってきます。特に企業同士の共同発表となるような提携や協業は、内容によってはニュースバリューの高いものになる可能性もあります。
Archive for 2月, 2012
どこでもオフィスを始めて2ヶ月以上が過ぎた。自宅で仕事の準備をして、お客様との打ち合わせに出かけ、レンタルオフィスに立ち寄り、また別のミーティングに行く、のような生活にも慣れてきた。
事務所を持っていると、公私のけじめをつけやすいということもあったし、なにより隠れ家みたいで気に入っていた。しかし、あたらしい環境に慣れるスピードというのは、前の環境のときに想像していたものよりもはるかに速い。
ひとつ難儀があるとすれば、狭い自宅に仕事関係のものを(事務所に置いてあったアナログレコードも)収納しなければならないことである。事務所を引き払うときにだいぶ整理したのだけれど、いまでもいらないものをちょっとずつ処分してます。
長年ためこんだ荷物を整理すると、思いがけないものが出てくるものだ。昨年末には1996年のPR手帳が出てきてブログで紹介したが、こんどは今はなきサン・マイクロシステムズ社の日本法人に勤務していたときに、広報部で作成した社内向け「PR Handbook」が出てきた。
良き意味でライバルとなる企業ってありますよね?よくあるのが
「うちと似たような製品(サービス)なのに、あの会社ばかり記事になってる!」
という意見。
そういう人はアウトプットの記事だけを見ていて、
どういった活動を経て記事になったのかを調べていない気がします。
競合他社の記事チェックに加えて、
その会社がどうやってその記事の素となる情報を記者に届けているのかを見てみると何かが見えてきます。
プレスリリースの作成は広報・PR業務の基本なので、目黒広報研究所でもわたしが考えたり参考にしたりしている役立ちそうなポイントを紹介してきた。たとえば以下のようなことである。
PRプランナーというのは、日本PR協会による認定資格のことで、企業の広報担当者やPR会社社員が取得したりする資格です。協会員でなくても受験できます。2007年からスタートしました。
以前「PRプランナーの3次試験に合格しました、そこで考えたこと」というブログで、受かってから何か変化があったかをレポートすると書いたこともあり、少しここで触れたいと思います。試験対策や内容については、このブログを参照していただけたらと思います。
私の場合、
PRプランナー資格持ってるんですよね?と話のきっかけになるようになった
オフィスに来た人がじーっとPRプランナーの認定証を眺めてくれる
ということがありました。
また、3次までの試験に通り、専門家からお墨付きをいただいたということで、より自信をもって広報業務に取り組めるようになりました。今までやってきた方向性も正しかったのだなと安心することもできました。
難易度についてですが、約7割の合格率で、企業の広報担当よりPR会社の社員のほうが若干高くなっています。ここ数回は65%くらいのようです。その他の方の合格率が5割程度なので、普段から広報活動を実践していることが、合格率に大きく関係あるように思います。詳しくはこちら。身近な例でいうと、冷やかしで受けた他部署の知人は不合格で、変に勉強をせずに普通に受けた広報のベテランは一発合格でした。そういう感じの試験になっており、問題がうまく出来ているのではないかと思います。
この合格率ですが、元々受ける人は経験者ばかりなので、比較的高めになっているように感じます。受験料もそれなりにかかりますから「記念受験」も少ないのではないでしょうか。
年齢別の合格率ですが、20代、30代、40代以上という3つで比較されています。40代以上ということで、高齢の方も入っているのかもしれません。単純比較はできませんが、40代以上の合格率が他と比べて低いようです。
取るとすごく良い事があるわけではありませんが、腕試しに受けてみるとおもしろいのではないでしょうか。2次試験までは広報未経験者でも受けられますし、将来的に広報の仕事を目指す人にとってもよい勉強の機会にもなりそうです。経験者は3次試験で実際にリリースを書いたり、プランを作ったりしますので、とてもやりがいのある試験です。
何かに取り上げられたり、また流行のサービスを扱っているという事で、いろいろなメディアから取材依頼がくることがありますよね。
未熟な広報の方だと舞い上がってしまうのではないでしょうか。
単に社長のアポを取って、会議室をおさえて、記者に日時を連絡して、当日同席して終わり。
掲載誌が来たらそれに付箋をつけて社内回覧といった流れでしょうか。
その取材に自分も立ち会いましたという自己満足感。社長の隣に座っている偉くなったような優越感。
私もとても未熟だったときに体験したような少し苦い思い出があります。
実はこれ、とても危険だったりするのです。
以下が社長取材で想定される出来事です(創作です)