2016年1月5日3:52 PM

旧知のジャーナリストが毎年の習慣にしていると聞いて、元旦の朝刊を読み比べた。近所のコンビニエンスストアで買える全国紙、経済紙、ブロック紙の合計6紙を2日間かけてゆっくりと読む。

社説やコラム、1面のつくり方など新年を意識した記事はもちろんなのだが、細部にも各紙の特色を感じとることができる。たとえば、その日の首相の行動を記した小さな欄のタイトル。「首相動静」「首相日々」「安倍首相の一日」「安倍日誌」「首相官邸」「首相の一日」と、政権への距離の取り方が短いタイトルに工夫されていておもしろい。

たった5文字程度の言葉でも十分にメッセージを込めることができる、ということをあらためて教えられました。

左の「歳美」とは、「みのりあること」という意味を持つ漢語です。みのりある一年になりますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

田中義之

 

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