Archive for the ‘プレスリリース’ Category

プレスリリースを配信した日は、問い合わせの増える日です。取材の後もそうです。

私はリリースに自分のメルアドに加えて携帯アドレスも明記し、できるだけ連絡が取れるようにしています。名刺にも携帯番号も入れています。

というのも、リリース内にない情報が必要だったり、記者が取材後に記事を書いている段階で追加で必要になる資料があり、連絡が来たときにお答えしたいからです。

ところが、

続きを読む »

 

すでに大企業で知名度があれば、さらに上場していれば、その企業の動向に目を光らせている人も多いので、メディアにとっては取り上げる必然性が出てきます。そのため、メディアへの掲載は、「まだ注目されていない小さな会社」より有利になります。

たとえば、同程度の発表があっても、大手のものは記事になり、小さい会社のネタは取り上げられないことも起きます。理由は「読者にとって、取り上げると意味があるか」という観点で選定されるからです。すでに広報に取り組んでいる会社は過去の情報の蓄積が記者側にもあり、そのコンテクスト(背景・文脈)の中で「これは記事にしたほうがいい」という判断につながりやすいとも言えるでしょう。

ですので、これから広報に力を入れる小さな会社こそ「このプレスリリースは意味があることなんだよ」と表現することが必要になってきます。

続きを読む »

 

その昔、機械クラブという記者クラブがあった。広報の仕事を始めた1996年のPR手帳には「経済団体連合会記者会(機械)」と書いてあったと記憶している。

記者クラブの是非については議論があるがそれは別として、わたしにとって機械クラブは勉強の場であり、修行の場であった。

当時はすでに、プレスリリースを発表するときは電子メールを利用していたが、まだ郵送やFAXでの送付も配布方法として残っていた。製品写真は紙焼きだったので、プレスリリースをFAXしたら写真はバイク便、なんていう合わせ技もあった。しかし、コンピューターメーカーの広報にとって、なんといっても大きな存在は機械クラブだったのではあるまいか。

続きを読む »

 

あっという間に12月になり、今年も終わりに近づいています。

年度末の会社も、そうでない会社もあると思いますが、年の終わりはいろいろと活動を振り返るのに良い時期です。

ただ、まとめて1年間の活動を思い出すのは至難の業。

よって、活動を記録し、容易に振り返れるようにしておく必要があります。

この内容、当たり前のことで、すでにやってるよ、という人も多いと思いますが、意外とうまくできていない企業もあるのではないでしょうか?というのも、記録用(社内でのレポート用)の定型フォーマットに、重要なことを書く欄がない場合もあるのです。単に活動した日付や掲載された記事の記録しかないフォーマットが多いイメージです。

続きを読む »

 

記事にならなかったプレスリリースに意味があったのかどうかという議論が時々なされます。

ある人は「記事に確実になる内容だけを厳選して記者に送るのがいい。記者は大量のリリースで迷惑している。記事として取り上げられないリリースは、意味がない」と言います。

また別の人は「たまにプレスリリースを送るくらいでは、記者に当社のことを認識いただけない。将来取材していただける「記事の種」になる可能性があるから、適当な頻度でのプレスリリースは、たとえすぐに記事にならなくても意味がある」と言います。

私の場合は、

続きを読む »

 

外資系企業の日本法人広報にとって、海外本社が出すプレスリリースの使い道はけっこう悩ましいのではないでしょうか。どうも海外、特に米国ではプレスリリースで取り扱う内容がある意味幅広いようで、どうみてもニュースと思えないものも出しています。

その中でも、「モメンタム」っていうんですか、これがわたしにとっていつまでも謎です。最初は軟膏の一種かと思いましたし(嘘)。

続きを読む »

 

日本経済新聞最終面の「私の履歴書」で、前の前の連載は元プロ野球監督の広岡達朗氏だった。その第13回のタイトルは「文章修行」。プレスリリースを書くときの心構えとしてもとても参考になる内容だった。切り抜きをしてあったので、ちょっとエッセンスをご紹介します。

続きを読む »