2010年12月16日2:18 PM

あっという間に12月になり、今年も終わりに近づいています。

年度末の会社も、そうでない会社もあると思いますが、年の終わりはいろいろと活動を振り返るのに良い時期です。

ただ、まとめて1年間の活動を思い出すのは至難の業。

よって、活動を記録し、容易に振り返れるようにしておく必要があります。

この内容、当たり前のことで、すでにやってるよ、という人も多いと思いますが、意外とうまくできていない企業もあるのではないでしょうか?というのも、記録用(社内でのレポート用)の定型フォーマットに、重要なことを書く欄がない場合もあるのです。単に活動した日付や掲載された記事の記録しかないフォーマットが多いイメージです。

重要なこと、それは「どこが良かったか」「どこが改善すべきか(どこがまずかったか)」の2点です。

当社の場合、特定のキャンペーン(たとえば製品のローンチイベント等)が終わって日が浅いうちにできるだけお客様と内容について振り返る会議を設けています。

理由は簡単。時間がたつと意外と細かな事柄は忘れてしまうからです。

たとえば、資料にわかりづらい箇所があり、記者に迷惑がかかってしまった場合。記者はプロですからいろいろ質問をしたりして、足りない情報があったとしても、かなりレベルの高い記事を書いてくださることも。そうすると自分たちの準備の不備は忘れてしまい、その「優れた記事」が一人歩きして「私たちの発表はうまくいった。準備も適切だった」という思いが刷り込まれてしまうのです。本来ならばこれは改善すべき点として、次回に生かすほうがいい内容です。でも、つい覚えていないということがおきてしまいます。

そんなわけで、記憶の確かなうちに振り返ってまとめておくことをお勧めしています。そうしないと次に何かをするときに、どうしても普段慣れている方法に流されますから、また同じパターンになってしまう可能性があるのです。

他の仕事との兼ね合いやプロダクトのスケジュールの遅れ、本社の意向など、いろいろな要因が絡み合い、完全に思ったとおりの広報活動ができない場合もあります。というか、そのほうが多いのではないかと思います。ただ、その制約の中で最大限の結果をもたらすように準備をすることも可能なので、振り返る作業は、無駄にはなりません。

是非、よく覚えているうちに良かった点、改善点を記録することをお勧めしたいです。

また、それをやっている場合は、年末に全体をしっかりと振り返ることもお勧めしたいです。

 

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