2011年4月18日1:10 PM

先日、IT企業で広報を担当しているエス氏とエヌ氏で(星新一ではありませんが)、四川料理の龍門目黒本店に集合して、仕事のこととか音楽のこととか語らいながら楽しく食事をした。

ここはエス氏のおすすめのお店で、めあては本格的な麻婆豆腐である。これが猛烈に辛い。わたしは辛さに対するしきい値がどうも人より低いようなので、油断するとひりひりを通り越して口がぼわっと腫れてる感じがしてくる。頭のてっぺんにガツンとくる。好きな人にはたまんないと思う。とってもおいしいです(最近はこの店特製の食べるラー油を買って家でひーひーしてます)。

さて、メディアリレーションの大切さは当ブログでも繰り返し述べていますが、もうひとつ、広報同士の交流、他社広報とのリレーションも、質の高い広報活動をめざすのにとても有効なものなんじゃないかな、とわたしは考えています。

最近では書店に広報やPRの本が並ぶようになり、広報に関しての基本的なことはたいていこれらの本で学べる。しかし、それを勉強したからといって明日から、「さあ、広報の仕事はおまかせあれ」とはならない。他の仕事でもそうだろうけど、広報も種々雑多な案件にたくさん立ち向かってはじめて、ノウハウや勘どころといったものが身についてくるものだからである。

大企業の広報部門であれば、生きた教材に困ることはない。すぐ前や横や後ろに百戦錬磨の上司や先輩がいる。何かと教えてくれることも多いだろうし、先輩たちの動きをみているだけでも得るものは大きいだろう。

しかし、多くの企業は少人数の体制だ。人が少ないので宣伝やイベントをやりながら広報も、という人や、経験はないけれど前任者がやめてしまったので、という人も少なくないのではないか。

わたし個人としても、企業広報時代に仕事や宴会を通じて知り合った各社の広報の方々から学んだことがとても多い。とにかく各社の広報の動きを報道などをみて想像したり、実際に前線で活躍する方々と交流して勉強させてもらった。そこには、生き生きとした教材があった。酔っ払いながらも「なにか掴んでやろう」と思って酒を飲んだ。

広報の仕事は、広報人の数だけ考え方があるものだし、案件によって正しい行動、正しくない行動が変わってくるものだ。当ブログで書いていることも、他山の小石くらいのものだし、氷山の一角のかけらくらいのものかもしれない。

だからこそ、多くの人から多くの考え方を学んで、自らが考えて仕事に取り入れたり取り入れなかったりすることが有効なのだと思うのである。

それに、たとえば共同発表のときなんかは、面識があると「やあやあどうもどうも」っていう感じで話も早いし、現場の仕事がスムースに運ぶことも多いですし。

それにしても、広報って仕事柄オープンな感じの人が多いですが、一方で会社の機密を知りえる立場にいる人なわけで、そういう人たちが集まると(特に記者も混じった会合だったりすると)、リラックス感と少しの緊張感がうずまいた一種独特の雰囲気にあるなあと感じるのはわたしだけでしょうか。その感じが好きなんですけど。

♪♪♪ 今日の一枚はスタイル・カウンシル! ♪♪♪

The Style Council / Cafe Bleu
スタカンです。1984年のデビューアルバム。高校生の頃、ポール・ウェラーのカッコのまねしてみたりしてました。ステンカラーコートに501にローファーとか。3枚目のアルバム「The Cost Of Loving」のライナー写真でも、ホワイトジーンズに素足にキルトタッセルと、とってもおしゃれないでたちです。♪ 目黒駅前研究室においてあるアナログレコードをこの場を借りて少しずつ紹介してます ♪

 

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1件のコメント

  1. ||| 目黒広報研究所 » Blog Archive » 横濱の思ひ出 ||| says:

    [...] 以前のエントリー「広報間コミュニケーションのススメ」でも書いたけれど、一部大手企業以外は広報は一人となりがちな現実において、横の交流は自分の仕事の質を高めるためにも有 [...]