Posts tagged ‘広報初心者’

「うちの会社の広報の問題は、記者の連絡先がわからないことだけです」

自力で広報活動をされている企業の方に、このように言われた事が何度かあります。そしてたいていの場合「どうやって記者の連絡先を見つけるのですか?それがあれば、プレスリリース送信代行会社に頼むのを止めて自力でやりたいのですが」と続きます。

でも、たいていの場合問題はそこではないのですよね。

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プレスリリースとニュースリリースが別物のように言う風潮が一部にあるようだけれど、これには違和感をおぼえずにはいられない。

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記者に取材さえしてもらえれば記事になる。自分は記者とのコネクションがないから、記事にならないんだ

そう考えている人もいるかもしれません。

でも、そうではないのです。実は記事にならない取材もあるのです(お金を払った広告の取材は別ですし、元から「すぐに記事にするのではなく、まず勉強したいので」と記者に言われた場合も別です)。

以下に、笑えない大失敗取材のポイントをあげます。最新バージョンの説明を想定した例です。自分が記者だった頃を思い出しつつまとめました。弊社のお客様とは一切関係ありませんので、誤解のないようにお願いします。

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良き意味でライバルとなる企業ってありますよね?よくあるのが

「うちと似たような製品(サービス)なのに、あの会社ばかり記事になってる!」

という意見。

そういう人はアウトプットの記事だけを見ていて、

どういった活動を経て記事になったのかを調べていない気がします。

競合他社の記事チェックに加えて、

その会社がどうやってその記事の素となる情報を記者に届けているのかを見てみると何かが見えてきます。

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PRプランナーというのは、日本PR協会による認定資格のことで、企業の広報担当者やPR会社社員が取得したりする資格です。協会員でなくても受験できます。2007年からスタートしました。

以前「PRプランナーの3次試験に合格しました、そこで考えたこと」というブログで、受かってから何か変化があったかをレポートすると書いたこともあり、少しここで触れたいと思います。試験対策や内容については、このブログを参照していただけたらと思います。

私の場合、

PRプランナー資格持ってるんですよね?と話のきっかけになるようになった

オフィスに来た人がじーっとPRプランナーの認定証を眺めてくれる

ということがありました。

また、3次までの試験に通り、専門家からお墨付きをいただいたということで、より自信をもって広報業務に取り組めるようになりました。今までやってきた方向性も正しかったのだなと安心することもできました。

難易度についてですが、約7割の合格率で、企業の広報担当よりPR会社の社員のほうが若干高くなっています。ここ数回は65%くらいのようです。その他の方の合格率が5割程度なので、普段から広報活動を実践していることが、合格率に大きく関係あるように思います。詳しくはこちら。身近な例でいうと、冷やかしで受けた他部署の知人は不合格で、変に勉強をせずに普通に受けた広報のベテランは一発合格でした。そういう感じの試験になっており、問題がうまく出来ているのではないかと思います。

この合格率ですが、元々受ける人は経験者ばかりなので、比較的高めになっているように感じます。受験料もそれなりにかかりますから「記念受験」も少ないのではないでしょうか。

年齢別の合格率ですが、20代、30代、40代以上という3つで比較されています。40代以上ということで、高齢の方も入っているのかもしれません。単純比較はできませんが、40代以上の合格率が他と比べて低いようです。

取るとすごく良い事があるわけではありませんが、腕試しに受けてみるとおもしろいのではないでしょうか。2次試験までは広報未経験者でも受けられますし、将来的に広報の仕事を目指す人にとってもよい勉強の機会にもなりそうです。経験者は3次試験で実際にリリースを書いたり、プランを作ったりしますので、とてもやりがいのある試験です。

 

何かに取り上げられたり、また流行のサービスを扱っているという事で、いろいろなメディアから取材依頼がくることがありますよね。

未熟な広報の方だと舞い上がってしまうのではないでしょうか。

単に社長のアポを取って、会議室をおさえて、記者に日時を連絡して、当日同席して終わり。

掲載誌が来たらそれに付箋をつけて社内回覧といった流れでしょうか。

その取材に自分も立ち会いましたという自己満足感。社長の隣に座っている偉くなったような優越感。

私もとても未熟だったときに体験したような少し苦い思い出があります。

実はこれ、とても危険だったりするのです。
以下が社長取材で想定される出来事です(創作です)

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「本社の外国人が来日するんでインタビューを!」こういう依頼を、私が記者だったときに何度も受けた。

その外国人が、超大物のCEOだったり、読者が喜ぶようなおもしろい話が聞けたり、新製品やサービスのまだ出ていない話が聞けたりするなら意味がある。

ただ、新製品もない、製品のロードマップは話せない、とにかく、来日しちゃうんだから、なんとかインタビュー入れてくれと言われたから、うまくまとめてくれ、みたいな場合もある。

取材は、読者の気持ちを考慮し、ニュース性があるかも考慮して実施をしている。取材依頼を全部鵜呑みにして記事にしていたら、企業側の論理で伝えたい事ばかりになり、つまり広告的な内容ばかりになってしまう。そんな内容では読者は離れてしまう。では、どうするか。

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