Archive for the ‘ご挨拶’ Category

旧知のジャーナリストが毎年の習慣にしていると聞いて、元旦の朝刊を読み比べた。近所のコンビニエンスストアで買える全国紙、経済紙、ブロック紙の合計6紙を2日間かけてゆっくりと読む。

社説やコラム、1面のつくり方など新年を意識した記事はもちろんなのだが、細部にも各紙の特色を感じとることができる。たとえば、その日の首相の行動を記した小さな欄のタイトル。「首相動静」「首相日々」「安倍首相の一日」「安倍日誌」「首相官邸」「首相の一日」と、政権への距離の取り方が短いタイトルに工夫されていておもしろい。

たった5文字程度の言葉でも十分にメッセージを込めることができる、ということをあらためて教えられました。

左の「歳美」とは、「みのりあること」という意味を持つ漢語です。みのりある一年になりますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

田中義之

 

東京では昨日、最高気温35度以上の猛暑日が5日連続となり、観測史上最長を記録しました。昨日は午前中の仕事があり、満員電車に乗りたくなかったので朝6時過ぎに家を出ました。朝は少しは涼しいのかと思っていましたが、大間違いでした。すでに蒸し暑さ全開でした。わたしが小学生の頃、夏休みに必ず言われた「朝の涼しいうちに宿題をしましょう」は少なくとも東京では死語になりました。

実際、わたしが小学生の頃の東京の8月の気温はどうだったんだろうと、気象庁のサイトで調べました。1978年は4日連続猛暑日を記録した年で、確かにほとんどの日が30度を軽く越え、熱帯夜が20日間もありました。

でも、その年も含め何年間かの気温データをながめていると、同じ暑い年でも今との決定的な違いがあることがわかります。それは、いくら暑くても8月の終りから9月の初めには気温が着実に下がり始めるということです。そこには季節の変わり目がありました。

いつもご来所ありがとうございます。くれぐれもご自愛ください。(tanaka)

 

今年こころに残った「式」を記します。

「人生・仕事の結果 = 考え方 X 熱意 X 能力」
熱意と能力は1~100までだが、考え方はマイナス100~プラス100まである。(稲森和夫)

「ドラえもん = 未来 + ロボット + ネコ」
周知の断片を寄せ集めて、それまでになかったものを創る。なるべくおもしろい断片を多く持っていたほうが価値ということになる。
(藤子・F・不二雄)

「出力(行動) = 入力(情報) X 係数(現実の重み)」
仕事の専門化のよくないところは入出力が限定されてしまうこと。
(養老孟司)

左は今年の書き納めです。どうぞ良いお年をお迎えください。
タナカヨシユキ

 

午年のことしは、「荒馬の轡は前から」の精神でいきたいと思います。

困難なことは真正面から堂々とぶつかるのがよいという意味です。

広報の仕事も、荒馬に対処する場面が少なからずあります。そんなときこそ、下手な小細工を使ったり、その場しのぎをしたりすることなく、あくまで正々堂々と正攻法でいくことが最良の道です。

いつも目黒広報研究所にきていただきありがとうございます。

ことしもよろしくお願いします。

タナカヨシユキ