Posts tagged ‘取材’

地下鉄サリン事件最後の特別手配犯が逮捕されて、にわかに話題となった防犯カメラ。現在、推定で300万台以上が全国に設置されているという。防犯カメラの普及で生活の安心は向上するかもしれないけれど、反対にプライバシーの不安を感じる人もいるんだろうな、と思ったら、防犯カメラによる安全・安心の確保とプライバシーの尊重では、大都市の9割の人が安心を選んだそうだ(警察庁調べ)。

たしかに昔はぶっそうな事件をニュースでみても、自分とは関係のない遠いところで起きたことと根拠なく思っていたけれど、最近はいつ身近に起こってもおかしくないリアルなできごととして考えるようになった。年ごろの娘2人の父親であり古いマンションの管理組合理事長としては(わたしのこと)、次の総会では防犯カメラのひとつやふたつ導入することを本気で検討したくなる。最近はオートロックでもあぶない世の中だし。

そんなふうに防犯カメラのことを考えていて連想したのが定点観測についてです 続きを読む »

 

記者に取材さえしてもらえれば記事になる。自分は記者とのコネクションがないから、記事にならないんだ

そう考えている人もいるかもしれません。

でも、そうではないのです。実は記事にならない取材もあるのです(お金を払った広告の取材は別ですし、元から「すぐに記事にするのではなく、まず勉強したいので」と記者に言われた場合も別です)。

以下に、笑えない大失敗取材のポイントをあげます。最新バージョンの説明を想定した例です。自分が記者だった頃を思い出しつつまとめました。弊社のお客様とは一切関係ありませんので、誤解のないようにお願いします。

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何かに取り上げられたり、また流行のサービスを扱っているという事で、いろいろなメディアから取材依頼がくることがありますよね。

未熟な広報の方だと舞い上がってしまうのではないでしょうか。

単に社長のアポを取って、会議室をおさえて、記者に日時を連絡して、当日同席して終わり。

掲載誌が来たらそれに付箋をつけて社内回覧といった流れでしょうか。

その取材に自分も立ち会いましたという自己満足感。社長の隣に座っている偉くなったような優越感。

私もとても未熟だったときに体験したような少し苦い思い出があります。

実はこれ、とても危険だったりするのです。
以下が社長取材で想定される出来事です(創作です)

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外資系企業では海外の本社からいろんな人がやってくる。トップセールスということもあれば、日本法人では対処が難しい分野の問題解決のためということもありましょう。

そして、少なからず広報には「本社から外人がくるんだけどインタビューをセットしてくれない?」という要望がくるのではないでしょうか。これが広報にとって格好の情報発信の素材になることもあれば、うーん?となってしまうこともある。

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以前数人の記者の方から聞いた出来事です。

なんでも、取材の後に「あの、この原稿いつ確認させてもらえるんですか?」と取材相手から言われたとのこと。

「あの、これは広告ではなく、記事なので、掲載前の確認はないんですよ」と、言うと、

「他の出版社は確認させてくれるのに、御社はさせてくれないのか?どうなってるんだ!(怒)」と相手が言うので

「あなたは新聞社やテレビ局の取材の後に、『掲載前(放送前)に見せてくれ!』と言うのですか?と聞くと

「新聞社やテレビ局には言わないが、オタクは雑誌だろ!」とのこと。

最終的に折り合いがつかず、ある記者は、その取材記事の掲載を見送ったとのことです。

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北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手、すごい人気です。デビュー前の沖縄キャンプに全国からファンがやってくる。ブルペンで投げている写真が新聞に載っていましたが、そこは黒山の人だかり。昨日の韓国サムスンとの練習試合でも3人をピシャリ。

キャンプ初日には、練習でエースのダルビッシュ投手と会話を交わしたことが各紙で報道された。2月2日付けの朝日新聞朝刊には、

「練習のことを聞いたり、よろしくお願いします、と。あとはメディアに話せない部分もあるので」とコメントが載っていた。

余裕です。思わせぶりも茶目っ気があっていいですね。

ところで、企業がメディアから取材を受けるときは、思わせぶりはあまりよろしくない。

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前回の投稿をきっかけに「自慢」についてちょっと考えてみました。
なぜ自慢話は記憶に残らない、さらに言えば、聞いていて気分が悪いのでしょうか?

我々の仕事で身近な「取材」を例に考えてみました。
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