2010年12月17日9:00 AM

せっかく新製品が出たのに、自社サイトに掲載しただけとか、無料プレスリリース投稿サイトに載せただけという人がたまにいます。

え?それでいいじゃない?という人もいるかもしれませんが、もったいないかなと思いました。

この方法だと、相手(記者・ジャーナリスト)が「能動的」(プル)に動かないと、情報源(プレスリリース)に到達しないのです。ニッチな分野でしかもまだ著名でない企業ならなお更見ていただくことが難しい気がします。将来的な企画のネタにしてもらえる可能性はゼロではありませんが。

そうするとプッシュ型の方法も併用するのが好ましいのではないかと思います。つまり相手にこちらから「届ける」という方法です。そのため、多くの企業ではFAXや電子メール送信、持参するなどの方法でプレスリリースを記者に届けているわけです。

以前から言及しているように、記者が1日に受け取るプレスリリースは数百。迷惑にならないように見ていただくために、わかりやすい簡潔な表現と、不必要に大量に送らないということは留意したいと思いますが、「単に自社Webに載せておくだけの自己満足プレスリリース」だけでは読んで欲しい相手になかなか読んでもらえず、あまりにももったいない気がしています。

注:プレスリリースをWebに掲載することは、後で調べてもらえますし、SEOにも効果的だと思われるので、それらの方法を否定するつもりはなく、プッシュとプルの組み合わせを推奨できればと思っています。そしてもちろん、特定企業のサイトのプレスリリースの更新をRSSを使ってウォッチしている記者の方も複数知っていますので、是非自社サイトなどへのリリース掲載は是非やっていただきたい事柄です。

 

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