2012年3月3日5:26 PM

前の前のエントリーで、広報が会社の活動にグルーヴを生み出す、社員一人ひとりがグルーヴに必要なリズム隊、みたいなことを書いた。広報活動における社員参加のグルーヴについては、いずれ少し踏み込んで考えてみなきゃと思ってます。

それはそれとして、社員が広報活動に参加する最もベーシックな機会としての取材対応については、いま一度原則をおさえておきたい。

世間では、製品やサービスに接することによって企業を評価したり、その企業に何らかのイメージを抱いたりするのが一般的だ。しかし、それと同等あるいはそれ以上に、その企業の社員に接したときの印象で判断しているといえる。仕事上での社員との会話、電話やメールでの応対から、店頭での販売員の接客態度、採用に関わる人事の対応など、が重畳的に企業イメージを作っている。

広報活動における取材対応も、企業イメージを作る大事な場面だ。社員の一人ひとりは企業の顔であり、企業を代表する広報マン(男でなく人の意です)なのである。記者や編集者と良好な関係を持つ必要があるのは、広報担当者だけではない。取材も、お客様に対応するように、丁寧に対応することが求められる。

・取材目的をきちんと把握する
・事実を正確に話す
・専門用語は使わない
・他社の誹謗中傷はしない
・感情的にならない
・オフレコは避ける
・ごまかさない

などなど、このあたりの原則は再度確認しておきたい。

でも、あらためて眺めてみると、広報だけでなく、営業や販売の現場、採用の現場、仕事のどの現場にも通じるものなんじゃないかな、と思うのでした。

 

トラックバックURL