2011年12月13日6:21 PM

仕事の書類を整理していたら、15年前のPR手帳が出てきた。ネットで調べてみると1996年は、橋本龍太郎内閣が発足し、横山やすしが亡くなり、東京ビッグサイトが開業し、Yahoo! Japanがサービス開始し、森くんがSMAPを脱退し、アトランタオリンピックが開催され、アップルがネクストを買収してスティーブ・ジョブズがアップルに復帰した年である。インターネットの世界を1996年と2011年で比較したおもしろいサイトもあった。ずいぶん昔って感じです。

PR手帳は、社団法人日本パブリックリレーションズ協会が発行する広報・マスコミハンドブックで、主要メディアの連絡先や発表会などのイベントに使える施設の連絡先が一覧されており便利なツールだ。広報・PRに携わる人なら一度は手にしたことがあると思う。

ちょうど手元に2011年のPR手帳もあるので見比べてみると、新しいほうがずいぶんと分厚くなっている。100ページほど分量が多くなっている。なんといっても、PR用語集が充実した。

96年のPR手帳には、パブリシティとか、記者会見とか、ニュースリリースとか、広報・PRの基本的な用語が数ページにまとめられていただけだったが、今のものは用語集が30ページ以上にわたっている。

広報人が最低限知らなければならない報道やメディアリレーションに関する知識のほか、ブランディングやガバナンスなど企業経営により近いところの言葉、さらにはマーケティングの領域の言葉も掲載されている。用語の幅が広くなった。

PR手帳の用語集の多様化は、そのまま広報・PRの多様化をあらわしているかどうなのか。いずれにしても、現代の企業を取り巻く環境において、旧来の広報やPRの視点だけで考えていては対応できないだろう。

わたしも、いろんな角度から広報を見つめなおす作業を、仕事しながらやってます。

ところで、PR手帳には後ろのほうに記念日カレンダーがついていて、今日は何の日、何の記念日かがわかっておもしろい。日本にはいろんな記念日がある。日本には五百何十もの記念日があるそうだ。中島らもの「休みの国」というエッセイに書いてあった。

今日は大安、ビタミンの日であり双子の日でありました。

(写真左が2011年、右が1996年のPR手帳)

 

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