2011年10月13日12:32 PM

このブログを始めて危機感を持ったことのひとつ、それは自分の語彙の少なさである。自分で書いたことをちゃんと表現できなくて、もどかしく思うことがしばしばある。

40代も半ばにもなってなさけないナと思っているときに、新聞で偶然に「語彙・読解力検定」の広告をみかけた。一念発起(というほどでもないけれど)、「よし、これにチャレンジすることで語彙を増やすきっかけにしよう」と決めた。

「語彙・読解力検定」は、辞書語彙、新聞語彙、読解から成っており、「単なる『語彙の知識』だけではなく、『語彙の運用力』や『読解基礎力』を合わせて測定」すると主催者は説明している。いいね!と思って早速公式テキストを手に入れて例題を解いてみたら、日本語の語句もさることながら、新聞報道で使われている語句・用語に対する知識不足も明らかになってしまった。新聞語彙では、社会、科学技術、医療・生活、文化の分野で話題になっている語句の意味や知識が問われるのだが、その中にはIT業界の専売特許と思っていたカタカナ語や英文字略語もけっこうあった。

それで一週間前から、これまで以上に時間をかけて新聞を熟読するようにしたら、目に飛び込んできました英文字略語。今はEUの経済問題で、EFSF、ECB、EBAなどEからはじまる略語が紙面にない日はない。それからTPPやFTAも。COP17も間近である。PISAに続き、PIAACなるものも始まったようだ。治安が安定しない国の出来事では、過激派や情報機関の名まえが連日出てくる。UDD、USDP、ISI、NDS、JAT、JIなどなど。ついでにSMAPとかAKBとかTDLなんかもあります。

IT業界に長く関わってきて、いまでも英文字略語の海におぼれそうなのだが、国際社会で生きていくうえで英文字略語はもう避けて通れないようである。

気のせいかな暗いニュースで目立つ英文字略語ですが、そんな中、ちょっとハッピーな英文字略語を見つけました。

「GNH」 Gross National Happiness: 国民総幸福

ヒマラヤの王国ブータンで提唱される「社会の発展は物質的な豊かさの追求だけでなく、精神的な豊かさや国民の幸せの実現が不可欠」(2011年10月3日付朝日新聞朝刊コラム「風」より)だとする、GNPに代わる概念である。ブータンでは失業や貧困などの問題も抱えているけれど、国がGNHに責任を持つ政治を行うという。なんかよくわからないけど逃げ切ろうとしているようにしか見えない日本の政治家にはこんな気概は。。。

というわけで、自分の知識不足に愕然としながらも(楽しく)検定試験に向けた準備しているわけだが、お手上げの例題が多い中で次の問題はさすがにできました。(以下「語彙・読解力検定公式テキスト 合格力養成BOOK 準1級(朝日新聞出版)」より引用)

「個人が情報発信に使う『コミュニケーション・ツール』に当てはまらないもの」

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以上、本番はちょうど1ヶ月後です。

 

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