2011年3月10日10:25 AM

大昔、とある外資系のIT製品のマーケティング部門にいた頃、プレスカンファレンスを10時くらいに開始してしまったことがあります。会社は9時始まりだから、10開始で、別に早すぎないという認識だったのですが、ダメでした。記者があまり集まりませんでした。

そして、遅刻して途中から入ってくる方がぞろぞろ。そのときにはすでに社長の挨拶も終わっており、その中には、是非記事に引用してもらいたいキメ台詞もあったのに・・・

何故記者が遅れてくるのかがわかったのは、自分が記者になってからでした。

私は、記者兼編集者だったので、夜中まで原稿を待って、原稿を整理して・・・その翌朝に10時の会見はとても無理でした。校了前は、会社を出ることさえできませんでした。忙しい時期は終電後にタクシー帰宅。

たとえば、テレビ番組は、意図的にゴールデンタイムと呼ばれる、皆さんがテレビの前で見るような時間に、視聴率の取れる番組を流しますよね。(すでに終わったスポーツ番組をその時間に放映する事も多いような)。

企業がセミナーを運営する場合は、会社員がプライベートで出たい内容なら土日に、会社の業務として出るような内容であれば、直帰(会社に戻らず帰宅できるよう)終了時間を17時頃にする、主婦向けなら昼間の時間にして、託児サービスをつける、子供も参加できるなど、工夫しますよね。

それらのように、記者の気持ちや状況を考慮して、時間を決める必要があったのですよね。

また、同業の大手企業と発表時間がかぶってしまっているときなどには、時間をずらすというのもありですが、できるだけ早朝は避けるなど相手の都合も考慮したいものです。

(上記、上場企業などの場合はまた状況も違ってきますし、当てはまらない場合もあるとは思います。念のため)

 

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